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保険診療の白い歯科素材レジンって何?
こんにちは。
練馬区「江古田駅」南口より徒歩5分の「せき歯科医院」です。
むし歯を削った部分に詰めるものと言えば、銀歯を思い浮かべる方も多いかと思います。
しかし、銀歯は長年による使用で金属アレルギーになるリスクがあることが分かっており、近年積極的に使っている歯医者は減少傾向にあります。
そこで、代わりに使われているのが「レジン」です。
レジンは、プラスチックを使用した素材です。
むし歯部分を削って、柔らかいプラスチックをすき間なく詰めたあとに紫外線の光を当てて固めます。
●レジンのメリット
レジンを使った治療を行えば、むし歯部分の削る範囲を最小限に抑えられます。
治療自体も一回の通院で終了することが多く、負担が少ないです。
保険診療の範囲で行えば、費用も安くすみます。
歯の色は個人差があるので、患者さんの歯の色に合わせてレジンの色を選んでいます。
それによって、詰め物の部分が目立たない自然な見た目になります。
●レジンのデメリット
耐久性はそこまで高くないというのが、デメリットとして挙げられます。
歯を動かす、かみ合わせなどによって少しずつ削れていきます。
強い負荷がかかると割れたり、欠けたりする可能性もあります。
また治療直後は自然な色でも、時間の経過とともに変色してしまうことがあります。
定期的に歯医者に通って見てもらっている場合、劣化したらレジンの詰め直しをすれば問題はないです。
しかし「せっかく治すんだったらなるべく丈夫な素材にしたい」という方には、自由診療の「セラミック」がおすすめです。
セラミックは非常に丈夫で、自然な歯に近い硬さを持っています。
また、変色しにくいので自然な見た目を維持することができます。
「むし歯治療でレジンを詰めたからもう大丈夫」と思って歯医者に通わなくなってしまう方もいますが、レジンは経年劣化するものです。
定期的に歯医者に通っていただくことでレジンの詰め直しをしたり、別の素材を提案させていただいたりと、患者さんの希望に合わせた対応が可能です。
むし歯治療で迷ったときは、せき歯科医院にご相談ください。